オリノコメガクラウンプレコ生息地について思うこと。






2018年5月25日撮影
↑オマケブリードプレコ:オリノコリアルメガクラウンプレコ(ウィルヘルム血統F2)4.7cm
ヒパンシストルス属のプレコとして、アマゾン川水系の支流であるシングー川に生息するキンペコやインペ、ダップルドが人気ですが、オリノコ川水系の支流であるオリノコ川原産の”元祖メガクラウン”とも呼ばれるこの小型プレコもとても魅力的です!
興味深いのは、地図上ではオリノコ川水系オリノコ川とアマゾン川水系ネグロ川が繋がって見えるということです。Googleマップを参照すると、オリノコ川支流→オリノコ川本流→オリノコ川上流(→TamaTamaという都市辺りで分岐)→オリノコ川支流:カシキアレ川(→Sumariaという都市辺りで合流)→アマゾン川支流:ネグロ川(→アマゾン川上流→アマゾン川本流→アマゾン川支流)という感じです。





ということは理論上ですが、オリノコ川支流オリノコ川とアマゾン川支流シングー川が繋がっているという事になります。二地点間の総距離はなんと3200km弱!日本列島の長さに迫る勢いです^^; しかし実際には様々な物理的障壁があると思いますし、もとより現地の水質は同じではないと考えています。
因みにネット上で、オリノコ(オリノコ川上流)とキンペコ(シングー川下流)のハイブリッド個体(おそらくブリードもの)を見ましたが、地理的にかなり離れている(地理的隔離)にも関わらず、種分化が進んでいない(交配可能である)ことに驚きました。。
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